【11月】自動配車APIを提供開始!/徒歩〇m以上だったらバスを使うといったルート検索が可能に



2022年11月にリリースした新しいAPIサービスや、アップデート内容についてご紹介いたします。
今後も定期的に新機能などについて情報をお伝えしていく予定でおりますので、ご期待ください。



1.自動配車APIの提供を開始しました

※本サービスは、オプション機能です。
「自動配車」という機能をご存知の方も多いと思います。これは複数人のドライバーにそれぞれ最適な配送先を割り当て、最適なルートを算出するものです。配送や送迎の業務を支援するサービスとして、様々な「自動配車システム」が市場展開されています。

ナビタイムジャパンでも以前より「ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」内で自動配車機能を提供しておりますが、このたびNAVITIME APIでも自動配車機能のAPI提供を開始いたしました。

これを使って、ドライバーの人数、活動時間(移動時間+配送先の滞在時間)、車両の積載量のいずれかを指定して、自動的に配送先を割り振り、最適な経路を算出することができます。

API形式での提供ですので、現在お使いのサービス/システムへ機能を追加する形でご利用いただくことが可能です。当APIはリクエストが検索条件登録と結果取得の2回に分かれていますので、深夜のパッチ処理で検索条件登録をしておき、翌朝結果を確認する、といった使い方も可能となっております。

自動配車APIの利用イメージ
NAVITIME APIではドライバーごとにあらかじめ決まった配送先に対し、最適な巡回順や大型車考慮の最適な移動経路を計算する機能を提供してきました。多くのお客様より、配送先の割り振りも自動的に行いたいという声をいただいており、今回の機能開発に至りました。

複数台の車両を使って送迎、配送・運搬業務などを行う事業者様へ、配送計画策定にかかる時間の削減による業務効率化をサポートすることはもちろん、移動時間の最適化による労働時間の改善やドライバー同士の業務時間平滑化などによる、実際に運転するドライバーさんの負担軽減をサポートできればと考えております。



2.徒歩〇m以上だったらバスを使うといったルート検索が可能に

交通費・通勤費の計算において、企業によっては、例えば「徒歩距離が2㎞以上の場合は、バスを利用可能」など、最寄り駅までの移動手段についての規定があります。

NAVITIME APIのルート検索機能は、これまで出発地から目的地までの移動全体を最適化したルートを算出していたため、交通費規定に合わないルートが出た場合は、お客様側で最寄り駅までのバスルートを別途検索するなどの手間が発生していました。

そこで、企業の規定に応じてラストマイルに至るまでの、的確な運賃・料金を算出できるようにすることで、交通費計算の用途でご利用されるお客様の申請や確認業務を支援したく開発を行い、「NAVITIME API」と「NAVITIME Tools」の2つのサービスで提供を開始しました。

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本機能のリリースにより、任意の徒歩距離、および利用する移動手段(バス、タクシー)を指定し、例えば徒歩区間が2km以上であればバスを使った経路を出す、といった検索ができるようになりますので、NAVITIME APIを利用した交通費・通勤費計算システムをお使いのお客様の申請や承認の手間が軽減できると考えております。

交通費精算システムでの確認作業の簡略化イメージ

NAVITIME APIでは、交通費・通勤費の精算を支援するための機能やサービスを今後も拡充していく予定です。どうぞご期待ください。

※なお、バス情報を使った経路探索を行うには別途オプション費用がかかります





3.ルート検索(徒歩)で1対多検索に対応

NAVITIME APIのルート検索APIでは、出発地と目的地の1対1検索だけではなく、出発地と目的地のいずれかを複数指定して検索する1対多検索を行うことが可能です。 詳しくはこちら

これまではトータルナビ、車、バイク、自転車のルート検索APIで対応していたこちらの機能を、このたび徒歩のルート検索APIでも提供開始いたしました。NAVITIME APIをご利用中のお客様はオプション契約不要でお使いいただけます。

1対多検索が、NAVITIME APIで対応しているすべてのルート検索APIで利用可能となりましたので、お客様の目的に応じてぜひご活用ください。



4.交通費計算(車)Widgetにて、スマホ・タブレットを使用した表示に対応

NAVITIME APIの「交通費計算(車)Widget」は、2022年6月に提供を開始したサービスです。車を使った通勤費の計算が可能なローコード開発サービスとして、マイカー通勤の通勤費算出や交通費支給に必要な情報を取得することができます。

サービス開始当初はPCでの利用を想定した画面設計となっていましたが、お客様から「スマホやタブレットでも使いたい」というご要望をいただき、このたびスマホ・タブレットを使用した表示に対応いたしました。 下図のように、スマホやタブレットの画面内でも検索条件やルート結果が見やすくなるよう、検索画面と地図画面を折りたたんで切り替えられるようになっています。

スマホでの画面表示イメージ

「交通費計算(車)Widget」を使うと、自宅から就業先までの距離と時間はもちろん、様々な高速道路料金割引も考慮した料金も算出でき、ルート結果も地図画面上で確認できます。今回のアップデートのように、お客様のご要望を反映させた機能拡張の検討も可能ですので、ご興味のある方はぜひご検討ください。




NAVITIME APIは、90日間無料でお試し利用が可能です。ご興味があれば是非お問い合わせください。



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NAVITIME API サービス概要資料

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この記事の執筆

NAVITIME API/SDK 記事編集部

株式会社ナビタイムジャパン ソリューション事業

お客様の開発を強力にサポートするAPI/SDKなどのサービスを展開しているソリューション事業部。 サービスのサポートチームや開発担当者が、APIを中心に、その選定方法や使い方など様々な記事をご紹介しています。

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