業界初「自走回送計画API」とは? 時間と手間のかかる「自走回送計画」作成業務をAPIで支援します!
「自走回送」とは自動車輸送業務における用語で、顧客から預かった自動車をキャリアカーを用いず直接運転し、引き取りや納車を行う輸送方法のことです。
「自走」してきたドライバーは、その後別の場所へ移動して別の車両を運転して次の目的地へ向かったり、出発した場所へ戻ったりします。ドライバー1名で車両の移送を行う場合、車を運転する区間以外では公共交通機関(鉄道・バスなど)の移動が併用されます。
今回は、ナビタイムジャパンが提供を開始した業界初の「自走回送計画API」について紹介いたします。
目次
- 1.自走回送の課題
- 2.NAVITIME APIについて
- 3.自走回送計画APIとは
- 4.まとめ
自走回送の課題
自走式の自動車輸送業務の例として、お客様が購入した車両をご自宅などの指定場所まで届ける場合や、新車をメーカー工場からディーラー営業所へ移動させるケースなどがあります。
一度目的地へ到着した後、元の出発地に戻って次の自走を開始するのではなく、出発地とは異なる場所へ移動してから改めて別の車両を運転して次の目的地へ向かう、などのパターンもあります。一日に複数回の「自走」を行う場合、目的地までの所要時間+次の出発地までの移動方法や所要時間+次の目的地までの所要時間・・・などを含めた「自走回送計画」のスケジュールを事前に作成する必要があります。
このスケジュール作成は移送ルートの概要や現地状況の把握が必要な複雑な作業です。「〇時までに届けてほしい」といった顧客からの要望も踏まえる必要もあり、 実際に自走回送業務を行っている企業様からは「限られた人員でしか対応できず、スケジュール作成に多くの時間がかかっている」というコメントをいただきました。
このような課題をお持ちの企業様からのご相談を受け、ナビタイムジャパンではこのたび「NAVITIME API」において「自走回送計画API」を新たに開発いたしました。APIを使って自走回送計画の作成を支援する業界初の取り組みとなります。
一度目的地へ到着した後、元の出発地に戻って次の自走を開始するのではなく、出発地とは異なる場所へ移動してから改めて別の車両を運転して次の目的地へ向かう、などのパターンもあります。一日に複数回の「自走」を行う場合、目的地までの所要時間+次の出発地までの移動方法や所要時間+次の目的地までの所要時間・・・などを含めた「自走回送計画」のスケジュールを事前に作成する必要があります。
このスケジュール作成は移送ルートの概要や現地状況の把握が必要な複雑な作業です。「〇時までに届けてほしい」といった顧客からの要望も踏まえる必要もあり、 実際に自走回送業務を行っている企業様からは「限られた人員でしか対応できず、スケジュール作成に多くの時間がかかっている」というコメントをいただきました。
このような課題をお持ちの企業様からのご相談を受け、ナビタイムジャパンではこのたび「NAVITIME API」において「自走回送計画API」を新たに開発いたしました。APIを使って自走回送計画の作成を支援する業界初の取り組みとなります。
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NAVITIME APIについて
NAVITIME APIでは、公共交通機関・車・バイク・自転車などの移動手段に対応した各種ルート検索APIを提供しています。
ナビタイムジャパンで移動手段ごとの検索ロジックやデータを整備しているので、それぞれの特徴に合ったルート算出が可能です。
NAVITIME APIのルート検索APIは業務用途でのご利用が多いため、お客様には「プロドライバー向け」のルートが求められます。「正確なルート所要時間を出すこと」、「お客様の業務ニーズを満たすルートを出すこと」がお客様から信頼を頂いているポイントです。
タクシー配車システム、配送トラックの物流管理システムでも多くの採用実績がありますが、ルート検索APIで求められるルートの所要時間が非常に正確であることがお客様から高く評価されています。
NAVITIME APIのルート検索APIは業務用途でのご利用が多いため、お客様には「プロドライバー向け」のルートが求められます。「正確なルート所要時間を出すこと」、「お客様の業務ニーズを満たすルートを出すこと」がお客様から信頼を頂いているポイントです。
タクシー配車システム、配送トラックの物流管理システムでも多くの採用実績がありますが、ルート検索APIで求められるルートの所要時間が非常に正確であることがお客様から高く評価されています。
自走回送計画APIとは
毎日、限られた人員で時間をかけて実施している「自走回送計画作成」作業を、APIを使うことで「短時間で」かつ「誰でもできる」ようにする、という課題を解決するために開発したAPIです。
自走回送計画作成のためには、前項で記載した通り
・出発地①から目的地①への車でのルート計算(指定到着時刻あり)
・目的地①から出発地②(または元の出発地①)への公共交通機関を使ったルート計算
・出発地②から目的地②への車でのルート計算(指定到着時刻あり)
などを組み合わせて、ドライバーごとの作業スケジュールを作成します。
その際には、地点間をどう巡回すれば指定された条件を満たす効率的な移動となるか、も重要なポイントです。
本件ですが、NAVITIME APIが持つ既存のAPIを複数回呼び出して、それらから得られるレスポンスを組み合わせる開発作業をお客様側で行うこともご検討いただきましたが、 当社で「自走配送計画」用の結果を出力するロジックを実装しリリースいたしました。結果として、1回のAPIリクエストで必要な情報を求めることができ、お客様に非常に喜んでいただけました。
お客様側のシステムに本APIを組み込む形でご導入いただき、実際の業務利用も近日中に開始されると伺っております。
本APIを活用することで、自走回送計画作成に要する時間が大幅に短縮し、正確で効率的な車両の移動業務の支援が実現できると考えています。
自走回送計画作成のためには、前項で記載した通り
・出発地①から目的地①への車でのルート計算(指定到着時刻あり)
・目的地①から出発地②(または元の出発地①)への公共交通機関を使ったルート計算
・出発地②から目的地②への車でのルート計算(指定到着時刻あり)
などを組み合わせて、ドライバーごとの作業スケジュールを作成します。
その際には、地点間をどう巡回すれば指定された条件を満たす効率的な移動となるか、も重要なポイントです。
本件ですが、NAVITIME APIが持つ既存のAPIを複数回呼び出して、それらから得られるレスポンスを組み合わせる開発作業をお客様側で行うこともご検討いただきましたが、 当社で「自走配送計画」用の結果を出力するロジックを実装しリリースいたしました。結果として、1回のAPIリクエストで必要な情報を求めることができ、お客様に非常に喜んでいただけました。
お客様側のシステムに本APIを組み込む形でご導入いただき、実際の業務利用も近日中に開始されると伺っております。
上図イラストの左側部分が、当社APIを使ってお客様側で開発されたシステムのイメージです
本APIを活用することで、自走回送計画作成に要する時間が大幅に短縮し、正確で効率的な車両の移動業務の支援が実現できると考えています。
まとめ
自走回送計画APIをご紹介いたしました。
ナビタイムが得意とする「複数の移動手段に対応したルート検索」機能を使って算出した各種情報を、自走回送計画に使える項目として1回のAPIリクエストで出力する形でリリースしました。実際の業務利用を通じてお客様からのフィードバックなどを頂くことで、より一層の機能強化や改善も検討したいと考えております。
NAVITIME APIでは、お客様の業務上のお困りごとを解決する一助になれるよう、今後も新機能の開発などを積極的に推進してまいります。
ナビタイムが得意とする「複数の移動手段に対応したルート検索」機能を使って算出した各種情報を、自走回送計画に使える項目として1回のAPIリクエストで出力する形でリリースしました。実際の業務利用を通じてお客様からのフィードバックなどを頂くことで、より一層の機能強化や改善も検討したいと考えております。
NAVITIME APIでは、お客様の業務上のお困りごとを解決する一助になれるよう、今後も新機能の開発などを積極的に推進してまいります。
NAVITIME APIは90日間無料でAPIのお試し利用が可能です。ご興味があれば是非お問い合わせください。
NAVITIME API サービス概要資料
各APIの概要や利用イメージを確認いただける資料です。フォーム送信後、資料ダウンロードのリンク先をご案内いたします
この記事の執筆
NAVITIME API/SDK 記事編集部
株式会社ナビタイムジャパン ソリューション事業
お客様の開発を強力にサポートするAPI/SDKなどのサービスを展開しているソリューション事業部。 サービスのサポートチームや開発担当者が、APIを中心に、その選定方法や使い方など様々な記事をご紹介しています。