ルート検索APIがさらに柔軟に!「道路を指定したルート検索」が可能になりました



自動車ルート検索APIでは、新たに「利用したい道路指定/利用したくない道路指定」のパラメータが追加になり、道路を指定したルート検索が可能になりました。
今回はその内容についてご紹介します。




ルート検索APIで「道路を指定した検索」に対応した背景

「ルート検索」の技術は世の中の様々なシーンで活用されています。知らない場所への移動も、カーナビやスマホのルート検索結果があれば安心です。

一般的にカーナビなどで表示されるルートは、提供している各社独自のアルゴリズムにより、目的地までの最適な移動を実現したものです。
一方で、特に業務での利用の場合は、より柔軟なルートが求められるケースがあります。

実際ナビタイムのルート検索APIをご利用いただいているプロのドライバーの方々から、

  • ● 業務上の理由で、決まった道路を通らなくてはならない or 通ってはいけない、ので道路を指定したい
  • ● タクシー利用のお客様に「〇〇通りを通って△△駅まで行ってください」と言われたのにそのルートがカーナビで出なくて困ったことがある

  • などのご意見をいただくことがありました。
    そういった声にお応えすることで、より様々な業務の支援を行うことができると考え、NAVITIME APIの対応を検討いたしました。

カーナビを使って車で移動

ルート検索APIでどういう対応を行ったのか

もともと、ルート検索時に通りたい地点を「経由地」として指定することで、期待するルートに近づける機能はルート検索APIに存在しました。
しかし、知らない場所ではどこに経由地を設定していいのか分からず、あまり使い勝手のいい方法ではありません。

そこで、多くの方々が慣れ親しんでいる「道路名」を使った検索ができるようにしました。
「国道〇号線」や「〇〇通り」に道路IDを付与し、そのIDをルート検索APIのパラメータにセットすることで、ルート検索APIの結果をユーザーの期待ルートにより近づけることができます。

具体的な使い方はこちらのTipsページに記載していますので、ご興味がある方はぜひご覧ください。


利用例について

下図は、タクシー利用の乗客から「東京駅から信濃町駅まで、靖国通りを通って行ってください」と言われたケースでのルート例です。
「利用したい道路指定」パラメータを活用することで、期待ルートが得られていることが分かります。

靖国通りを指定した場合のルート 道路指定をしない場合のルート

まとめ

NAVITIME API 2.0の自動車ルート検索APIに追加した「利用したい道路指定/利用したくない道路指定」パラメータをご紹介いたしました。
ナビタイムの高品質なルート検索APIの結果を、ユーザーの期待ルートにより簡単に近づけることができるパラメータとなっております。

既にNAVITIME API 2.0のルート検索APIをご利用中のお客様はもちろん、これからルート検索APIのご利用をご検討されるお客様にもぜひお試しいただきたい機能です。

当社はお客様の業務上のお困りごとを解決する一助になれるよう、今後も新機能の開発などを積極的に推進してまいります。ぜひご検討ください。


NAVITIME APIは90日間無料でAPIのお試し利用が可能です。ご興味があれば是非お問い合わせください。



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この記事の執筆

NAVITIME API/SDK 記事編集部

株式会社ナビタイムジャパン ソリューション事業

お客様の開発を強力にサポートするAPI/SDKなどのサービスを展開しているソリューション事業部。 サービスのサポートチームや開発担当者が、APIを中心に、その選定方法や使い方など様々な記事をご紹介しています。

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